令和5年度は、設立時の濁水に挑む基本的姿勢を大切に継承し、新型コロナウイルス感染症拡大予防への配慮を適宜踏まえ、下記の事業を計画して実施します。

1 啓発事業
(1)公開研究発表会
・矢作川方式の意義と具体的な実践活動を普及するため、公開研究発表会を企画して開催します(年1回)。
・会員から、矢作川方式による汚濁防止対策、環境保全活動、地域とのコミュニケーションの推進など、実践に基づく事例研究、現場紹介を募集します。

(2)現地研修会
・「矢作川方式」による汚濁防止対策などの習得並びに環境保全技術の検討と研究のため、現地研修会を企画して開催します(年1回以上)。

(3)建設工事における汚濁防止対策「矢作川方式」若手勉強会
・若手現場担当者を対象に、流域圏の視野で「矢作川方式」による経験と環境技術を学び、今後の課題に取り組んでいただくため、若手勉強会を企画して開講します(年1回)。

(4)環境技術と人の交流
・行政、学校、環境関連団体と連携して水や緑の保全活動に参加します。また、環境技術に係る催事・地域活動に協力します。

2 研究事業
(1)矢作川水系および三河湾の現状把握、施工等に伴う環境保全対策の推進、地域と共に環境保全に配慮する取り組みに関する研究を行ないます。

(2)公開研究発表会や現地研修会などで参加者アンケートを実施し、多くの会員の意見を反映し研究事業を推進します。

3 出版事業等
(1)研究年報「水は生きている2024」を発行します。

(2)矢環研インターネットホームページにおいて、活動の紹介、予定のお知らせ、会員の環境保全の取り組み事例及び現場紹介を掲載し、情報発信します。

(3)本会発行の図書・資料について紹介します。

(4)「新版 建設工事における汚濁防止対策の手引き  第二版」を改訂し、第三版として発行します。